
以前見た映画のレビューを見る。
主人公の話を親身に聞くゲイのキャラクターが人気のようで、そうなのか…と思う。
「フェアリー・ゲイ」という言葉がある。ざっくり言うと、映画やドラマにおいて、男女の性別双方の気持ちがわかり、慈しみ深く人の相談を聞いてくれる、ゲイ(あるいはトランスジェンダー)(たいていはMtF!)のキャラクターのことだ。
自分が、好感を持って見ている作品でもしばしば“フェアリー・ゲイ”が登場しそのたびに「おお、またこれが…」という気持ちになる。否定こそしないけど肯定もしづらい。偏見の定着を促しているよなあと思う。
「あくまでフィクション」と言ってしまうこともできるだろうが、詭弁だろう。
あの“フェアリー・ゲイ”に対する肯定的な受け入れ様と、昨今のトランスジェンダー差別のギャップを見れば、そう思わざるを得ない。そんなに分母を大きくせずとも、私の周りでも、フェアリー・ゲイの作中での振る舞いと実際のゲイ(あるいはLGBTQ +の人々)を混同している人は多い。
その名のとおり、結局“フェアリー”扱いってことなんだろうか。
外国人差別における「迷惑をかけない外国人なら構わないけど云々」というのにも近いものを感じる。
様々なマイノリティに共通して言えることなんだろう。
謙虚で熱心で日本が大好きな“外国人”。心優しいフェアリー・ゲイ、ひたむきで純真な障害者。


コメント