朦朧日記 -2026年10月①

A witch wearing a purple cloak is casting sparkling spells. All around her, Halloween lanterns and black cats are flitting about. 紫色のマントを着た魔女がキラキラした魔法を散りばめている。周りにはハロウィンランタンや黒猫が飛び回っている。 朦朧日記
A witch wearing a purple cloak is casting sparkling spells. All around her, Halloween lanterns and black cats are flitting about. 紫色のマントを着た魔女がキラキラした魔法を散りばめている。周りにはハロウィンランタンや黒猫が飛び回っている。

10月4日

「解離性障害、なんです。」の感想をポツポツとネットで発見したり、メールをいただいたりする。
発売からちょうど2ヶ月経ったわけだけど、旬の話題やトピックではないので、ペースとしてはこういうものなのかな。どうなんだろう。
何にせよ、役に立てているならハイパー嬉しいです。ありがとうございます。

コミックルポ 解離性障害、なんです。 Tokin(文・絵) – 合同出版
解離性障害はまだ わからないことが多い。 だから、一緒に進みましょう。 わたしと、かいりのなかまたちと! ●解離症状に悩むなかまたちから、対処やセルフケア法、医師とのコミュニケーション、生… – 引用:版元ドットコム

死ぬ前に助けて

那覇で米兵の男性による、女性への強盗殺人事件。
事件のひどさに絶句したが、米兵から女性への暴行事件を「コメントを差し控える」でスルーし、今回「強い憤り」を表明した自国の防衛大臣にも「うわあ」と思った。

“差し控える”よりはマシかもしれないが、そもそも差し控えるのがありえないし、死んでからようやく“憤る”っていうのも、ありえないんだよ。死んでからでは遅い。死んでなくても憤ってほしい。暴行にも憤ってほしかった。

ストーカーもハラスメントもそう。死を以てようやく痛みが痛みと認識されるパターンは本当にしんどい。
死は明確に“死”だ。命の終わりなのだ。きっかけになってはダメなんだよ。

10月3日

反戦関係のイベントに行く。
こういった催しで、内輪っぽいクローズな雰囲気が垣間見えると「ううむ」と思うことが多かったんだけど、内輪の“輪”そのものが多ければ(多くできるのであれば)“輪”は別にクローズなものではないのか…と最近ぼんやり気がついた。
よく考えたら私だってそういう経緯でそこにいるのだから、そりゃそうか。

それにしても、市民運動で出会う人生の先輩方は意欲的でエネルギーがあってすごい。私はあの年齢になったとき、あんな溌剌としていられるだろうか?自信がないし体力もないが、好奇心だけはあるので好奇心を喰って生きていきます。

コンピューター楽しいの会

Linux、おもしろそうだなという好奇心だけで「使ってみたいけど〜、何からやったらいいかわかんないんですう、」とか言っていたらまさかの、教えてくれる人が登場したので、意気揚々と会いに行く。
何をしたいのかと問われ、率直に「別に二台目のPCがいるわけでもないし、Linux使ってやりたいこととかも別にない。趣味として嗜みたいっていうか、あはは…」と言ったら「いいですよね!わかります〜〜!!たのし〜〜!!!」と言われて笑った。

日中は自分の2倍の年齢の人と会い、夕方は自分の半分(くらい?)の年齢の人に会った。
これまでなかった体験をしているなあ、と面白がる気持ちと、これまで通りでいられなくなったことへの後悔との間をずっとうろうろしている。まあ、まあまあです。

10月2日

Blueskyで「SNSやスマホは、依存させることに躍起になっている。いかにオフラインで暮らせるかが幸福度に関わってくるのでは」という声を見た。
わかる。そうだと思う。

だからなるべくスマホを見ないために、スケジュールやタスクもアナログに戻すことが必要なんじゃないかな。そのために手帳を買うのはどうだろう。「どうせ最後まで使わないのに」とか、そういうことじゃないんですよ。これは脱スマホ依存のためだから。文房具が好きなのとは関係ないから。別に、手帳が買いたいわけじゃなくて、良い感じのペンを買いたいとかそういう、ただの物欲ではなくて、うそ、物欲です。ただの物欲で〜〜〜〜す!
手帳が大好き!!

AIは生き物ではない

海外ではAIがもたらす環境への悪影響や、使用についてのデメリットはいろんな人がすでに指摘しているのに、日本の報道は不自然なまでに言及しなくて、不気味。
「AIが盛り上がっている」「AIはこんなところにも進出している」とまるで“AI”という自然現象を見ているよう。AIは自然に“盛り上がる”ものでもなければ、野生として出没するものでもない。それを盛り上げたり動かしたりしている企業や人がいるのに。
デメリットがわかっていながら報じられないことに以前は「なぜ?」と思っていたけど、これだけスルーされ続けているとさすがに、「わかっていながら報じない」理由を意識せずにいられない。
AIは、別にやんわりとした自然現象ではない。盛り上げる人や、盛り下げまいとする人が、明確に存在している。

気候変動についても同じことで「すごい雨ですね」「夏の暑さは危ないですね」「クマが増えていますね」と他人事のように話されているが、それを増幅させているのは間違いなく人間だ。なぜそこはふんわりスルーするんだろう。
そのような変化を増幅させてきた人間の責任や、増幅を阻止するためにすべきことの話を、もっとしてほしい。

10月1日

目上の方から「あなたはまだ30代なのに、」と褒められて「40代だということは黙っておこう」と思った。

知って欲しい話、知られるべき話

先日、ロフトプラスワンでやっていた、やまゆり園事件の犯人、植松聖死刑囚の元妻のトークライブという謎イベントの動画を見た。

「う〜む…」と思いながら、最後まで見たんだけど、「一体これは誰のための何のイベントなんだろうか」という気持ちに…。まあ、知られる意義はあるといえばあると思うけど、いや、うーん?
直接の当事者がいる話ついて「聞きたい」「知りたい」「知られるべき」というのと、実際に関わった人の「知ってほしい」の気持ちの距離って、必ずしも一緒ではないから難しいな…。

本「晩年様式集」大江健三郎

『晩年様式集』(大江 健三郎) 製品詳細 講談社
作家自身を思わせる主人公の長江古義人は、3.11後の動揺が続くなか「晩年様式集(イン・レイト・スタイル)」と題する文章を書きだす。妻、娘、妹の「三人の女たち」からの反論。未曾有の社会的危機と自らの老いへの苦悩。少なくなる時間のなかで次世代に…

ずっと前に買ったのに読んでいなかった。大江健三郎の、最後の小説。
舞台は東日本大震災直後。反原発の流れやそれに伴う市民運動の描写が、今の日本の状況とオーバーラップする。

これを読んだあと、作中に出てくる「私は生き直すことができない。しかし私らは生き直すことができる」という言葉を生活の中でことあるごとに思い出すようになった。この言葉を含んだ、ラストの詩がとてもよかったのだ。
何か、希望の手綱のようで、読みながら高揚してしまった。

大江作品のこういう、強固さでありながらしなやかに伸びていくような、その真摯さが、私は本当に好きだ。

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