朦朧日記 – 10月①

朦朧日記

10月8日

昔住んでいた街に行ったら、ずっとあった雰囲気の良い喫茶店が貴金属の買取屋になっていた。
ロマンからの転換が極端だな、と思ったが、まあ貴金属の買取にもロマンはあるか…。あるか?一攫千金のロマンが?

視線を無限に生産する

いつも夢と現実は対比のように言われるけど、夢と現実の境はどこにあるのか誰が決めるんだろう。
自分の見たいビジョンで人は外を見る。
張り巡らせた幻想。祭を終わらせない努力。醒めない夢。止まることがないマグロの海遊水槽。謝ったら死ぬ病気が人を生かしてる事だってあるだろう。

それは別に現実を無視しているわけではなく、言い方を変えれば“指針”や“意志”になるだろう。そのビジョンを映し続けることがその人が生きる上では大事だったりする。別に笑うことでも笑われることでもない。

今日のおんがく

幻想で、妄想で、この部屋を満たせ!

10月7日

成宮アイコ氏とラジオの配信&収録をした!わいわい。なんでも喋れる友達って本当にいいな。

SNSへのやめたさ

Xが終わってるとかmetaがどうのこうのというより、何かに身を委ねた状態で喋るという在り方に私は飽きているのだと思う。コミュニケーションの在り方としてそれが当然になる事が怖い。身も心も資本主義に浸かっていくこと、生身の人間のコミュニケーションがシステムと一体化するのはやばい気がする。

私が話したいのは人なのに、なんでテクノロジーとか資本だとかのご機嫌を伺わないとならないのか。多分私はそこが嫌なんだと思う。
SNSで広がった繋がりもあるけど、SNSでコミュニケーションのあり方を考えたからこそ、考えた結果として、あれを続けるのは違うんだよな。

10月6日

気が動転して豆乳を一気飲みしたらお腹が痛くなってしまった。

足元はいつだって揺らぎ得るということ

弱い立場の人を追い詰める社会が、自分の生活と関係ないと思っている人というのが、正直よくわからない。

なんで自分は大丈夫だと思えるのかな。周りに偶然、そういう人が全くいなかったんだろうか。

前に、障害者のグループホーム建設に反対する人を撮ったドキュメンタリーで、反対する人たちの中に「これから自分に子供が生まれるのに、危うい障害者の施設が出来るなんて」と言ってた人がいてビックリしたのを思い出す。「この人は自分の子供に障害があったらどうするんだろう」と心配にすらなってしまった。

障害や病気や老後の話なんて生きてたらみんな通過する事なのに、自分がそうなってもケアされないのを受容する(?)感覚があまりわからない。
「国の成長のために私の人生が不利益を被ってもいいですよ(ワンワン)」と見えてしまうけど、そういう人が多いというこの現実が、なんか、え?うーん???

私から見たら犬のようだけど本人は「権力を有したマジョリティ」って実感なんだろうか。そんな単純な理屈ではないんだろうが。(そうだと思いたい)

ともだちのおもいやり

色んな情報を「知ってる?こんな本があるよ」とか私が言いまくっていた友達が、そのジャンルの専門家だったと知って恥ずかしさに絶句してしまった。
おそらくとっくに知っており、なんなら著者の知り合いという事だってあったろうに「教えてくれてありがとう」と毎回言ってくれていた…その思いやり…。友情…。

10月5日

かるたみたいに、少しの言葉から先を予測して、我先にと手を出すような、そういうコミュニケーションはもう嫌なんだよ。
スピードと量だけの世界から降りたい。遅くて小さくてはっきりしないものにもっと目をこらさないといけない。

黒・白・青

川を見に行った。黒鷺に出会えたらラッキー、白鷺ならもっとラッキー、青鷺なら大大ハッピーSSRということにしています。今日は白鷺に3羽出会いました。

テキストを書きました。

10月4日

新首相が最悪。でも現政権である以上色違いの地獄が続くだけだろう。
何が「働いてもらう」だ。

みんな、あまり働かないようにしよう。やる気を削いで削いで削ぎまくろう。経済活動への士気を下げよう。資本主義から離れよう。
頑張った次に来るのは、より大きな「頑張り」だ。もう頑張らない、政権交代までなるべく頑張りたくない。全体の士気を下げたい。アホの再生産に貢献しない。
いまは人と手を取ることを頑張る。死なないこと、殺さないことを頑張る。

10月3日

人の血肉だとか温度とか、水面のようにプルプルする触感とか、そういうものに触れたような、なんか不思議な、魔法みたいな日だった。
家々の庭になっている名前のわからない実を眺める。柿だかみかんだか。秋の花を手にとって匂いをかぐ。夕方の空の色。薄い橙色が目に付く。青から橙に色づく。

読書家

付箋を貼りながら本を読んでいて、その本のことを友人と話したくなったのだが、付箋を貼りすぎてどこが話したい場所なのかわからなくなってしまい、結局出さないまま本をカバンにしまった。

10月2日

マンガを書きたいのと「解離性障害、なんです。」の書籍化を何とかしなければというのと(とはいえ何ができるのかよくわからない)、その一方で情報サイトを作りたいのもあり、なかなか…何をしたらいいのか…。

人生相談を呼び起こす

人生相談のpodcastを時々聞いてるんですが「こんな人に困っています」という相談内容の“こんな人”がまるで私であるという展開がしばしばあり「私は結構人を困らせているのでは?」と戸惑いました。
まあ…そう…。

マシュマロ

マシュマロってメーカーでずいぶん味が違うんですね。たまたま通ったお店で買ったら、いつも買っているものと味が全然違くて脳が混乱しました。知らなかった。
エイワのホワイトマシュマロは全体的にムニムニでしたが、今回のはムニムニしつつ、中がホニャホニャ。
それぞれの、良さがありますね…。

今日のおんがく

Tierra Whackの「Pop? - EP」をApple Musicで
アルバム・2021年・3曲

10月1日

ノートを整理してたら「2025年のいろいろノート!」という全く白紙のノートが出てきてショックだった。
やる気はあったんだけど詳細が思いつかなくてそのまんまになったんだなというのが容易に察せられます。

レポート漫画を描きました

藤田先生の似顔絵がすごく似せられたので、この自画自賛の気持ちを誰かに伝えたいです。

「ROCA ー吉川ロカ ストーリーライブ」

ROCA コンプリート - 徳間書店

いしいひさいち先生のまんが。素晴らしかった。
平熱で笑えて、大切なところほどシンプルに、高揚感のある場面ほど、絶妙にあっさりと描かれる。ストーリーの内容に対する足し算、引き算の按配がさすが大ベテラン。本を閉じてからしばらく余韻にひたってしまった。
名作です。私はこういうものをずっと読みたかった様な気がします。

人間関係をどうにか

「人間関係をうまく動かす心理学」みたいな動画を見ていてもコミュニケーションは特に上手くならず、ただYouTuberの喋り方のモノマネが上手くなっていく。
基本的にはジャパネットたかたのモノマネの応用と考えて良いと思います。音の肯定と、言葉のスピードのコントロールの仕方、それから区切りながら喋ること。
ああ、誰かにこのモノマネを披露したい。

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