好きな人と好きなようにいこう(イベントのご報告)

朦朧日記

9月16日、「好きで一緒になったのに」刊行記念イベント「生きづら系女子」が恋愛に救いを求めたらなんでだめなの!」にお邪魔してきました。

9月16日・トークイベント「生きづら系女子が恋愛に救いを求めたらなんでダメなの!」にお邪魔してきました。


イベントは前半20分がYouTubeで公開中。全編はアーカイブでご覧いただけます。
(下記Youtubeの概要欄からどうぞ)

鈴木大介×石田月美:9/16開催トークイベント冒頭20分公開!
【『好きで一緒になったから――死にたい私でも恋愛・結婚で生き延びる方法』出版記念「生きづら系女子」が恋愛に救いを求めたらなんでだめなの!】


イベントの前半は著者の石田月美さん、鈴木大介さんによるトーク。
後半はお二人に加え、Tokinと、批評家で日本映画大学准教授の藤田直哉さんを交え、だいぶ広く話が白熱いたしました。

話題は、
・恋愛をしたいという当事者の気持ち
・制度上の問題
・いわゆる“弱者男性”問題
・モテとサバイブ
などなど…多岐に渡ったんですが、全体を通して感じたのは、
それらの問題がいかに「生きづらい女子が恋愛に救いを求めるのは良くない」という言葉のもとにごっちゃにされているか!…ということ!
本当は
・障害による生きづらさ
・女性の生きづらさ
・男性の生きづらさ
・社会構造としての男女格差
…これらは全部すべて別の話なんですよね。
必要なのは個別の解決で、「生きづらさを持った女性の恋愛を否定する」ことではないはず。

この件は、今作の制作に携わるまで私自身がごっちゃにしていた部分でした。
真面目に考えているつもりだったのに大雑把にとらえてたんだなあと気がついて、目から鱗でした。

また、この本の話をした時やっぱり「なんで恋愛を推奨するの?」という点からツッコミをされることがとっても多いのです。その度に「そう思いますよね?ならば、ぜひ…」と微笑みと共に本を渡したい気持ちになるのですが、そういうわけにもいかないので買ってください。

好きで一緒になったから
――死にたい私でも恋愛・結婚で生き延びる方法鈴木大介 石田月美 著 漫画:Tokin四六判並製 232頁 定価:1,980円(本体1,800円)978-4-7949-7479-2 C0095 〔2025年7月〕炎上覚悟であえて言う。恋愛・結...

書籍の内容とは若干ズレるんですが、個人的に思うのは、幸せの形がもっと多様化してほしい、ということ。
恋愛してもしなくても、結婚してもしなくても、どんなセクシュアリティでも生き方でも、自分のありたい自分でハッピーに生きられるなら、恋愛の有無で「負け組」だの「勝ち組」だのと分ける息苦しさから、ちょっとは解放されるよね。

また、恋愛というごく個人的な要素と、法律などの制度も直結しすぎていると思うのです。
トークの中で「今は過渡期なんだと思う」という話が出ましたが、いくらなんでも過渡期が長すぎる〜〜!!!
さっさと同性婚も夫婦別姓もOKにして下さい!!!!

普段自分でぶつくさ考えていることですが、ああして公に話すことで気づくことはたくさんあり、とても有意義な時間でした。

そして、今週末も石田月美さん鈴木大介さんのイベントが開催されます。
今回は大嶋栄子さんをお迎えしてのトークということで、メンバーを聞くだけで大充実間違いなしなんじゃないかと…!ぜひ足をお運びください。

鈴木大介×石田月美×大嶋栄子
「当事者とパートナーにとってのより良い支援のために」

日時:10/3 FRI 19:30- 
会場:下北沢B&B

鈴木大介×石田月美×大嶋栄子「当事者とパートナーにとってのより良い支援のために」『好きで一緒になったから』(晶文社)刊行記念
※本イベントはご来店またはリアルタイム配信と見逃し視聴(1ヶ月)でご参加いただけるイベントです※本イベントは、トーク+質疑応答(120分)を予定しております。イベント終了後のサイン... powered by Peatix : More t...

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