先日、演劇?パフォーマンス演劇…?の作品「HIKU」を見に、日本科学未来館へ行ってきました。
フランスのアーティスト、アンヌ゠ソフィ・テュリオンさん、エリック・ミン・クォン・カスタンさん、そして、ひきこもりの当事者の方、ひきこもり支援NPO「ニュースタート事務局」による協働作品です。




遠隔ながら、場や構成を理解して現れる当事者と、生身ながら慣れない会場の中にいる観客。見る側と見られる側が逆転するような、お互いが非日常であるからこそ対等になるような、不思議な感覚がありました。
当事者の語りの映像があり、遠隔の当事者と観客が互いに問いかける対話の時間もあり、話すということが大事な意味をもつ作品でしたが、その一方で、言葉にならないものの価値がグッと迫ってくる作品でした。
話してはいるけど、言葉では説明出来ない感覚が、劇場という空間の中に有機的に生まれるのは、パフォーマンス作品ならでは。作品を鑑賞する/される側のみにとどまった作品ではこの効果はなかなか生まれないでしょう。
言葉で話すことと、言葉にはしないことのバランスというのは、ひきこもりについて伝えることと、相性が良いのかもしれません。一見クローズドでありながら、内側では言葉と、言葉にならないものが強く渦巻いている。明確に説明できることだけが”理解”ではないんですよね。

旗を掲げてデモを起こしながらも、ただ生きていることが抵抗運動であるという言い方に、何か強烈な意志を感じました。
この作品は、演劇空間によって“公共”の定義を拓くという趣旨で行われているシアターコモンズというプログラムのうちの1作品でした。
というわけで、作品自体に対して少し批判をするとすれば、字幕や手話通訳がなかったのが惜しかった。趣旨が明確なだけに、逆説的に排除が際立ってしまっていて残念。次回からは改善されるといいな。
この後、会場では、これを制作したフランスのアーティストを招いたトークイベントがあり、それを聞いて思ったこととか…を、書こうと思ったのですがすごい長くなったので次回の記事に分けます。
いろいろな本を発売中です
「コミックルポ・解離性障害、なんです。」

📚試し読み
📚配信サイト
Rakuten kobo / Apple Books / BOOKS MART
やまだ書店 / どこでも読書 / yodobashi.com
honto / book walker / kindle
book live / COCORO BOOKS
「実録・解離性障害のちぐはぐな日々」

「好きで一緒になったから」(鈴木大介・石田月美 著作/ 漫画Tokin)



コメント