
事件から10年目の2026年7月26日。津久井やまゆり園のある相模原市千木良で行われた、追悼の催しに参加しました。
この事件は、2016年7月、施設の元職員だった男性が、神奈川県相模原市の障害者支援施設津久井やまゆり園に侵入。19名の方が亡くなり、27名の方が負傷した殺傷事件です。

現場の、津久井やまゆり園では、有志の方によって毎月26日に月命日の献花の会が行われています。
そこへしばしば伺っているご縁からこの日、「犠牲者を偲ぶ会」という集まりでお手伝いをさせていただきました。








こういったワークショップは何度かやったことがあるものの、テーマが重いだけに、どう進めるのが良いのかなと、顔はニコニコ、内心はピリピリ緊張していました。
とはいえ、家族の方、支援者の方、こういった事件を調査している方…など、様々な立場の方から、共生社会や差別についての意見を伺えて、多角的に話が広がっていったように思います。
「事件を風化させない」と言うのを一つの軸に続けられているこの会。この日は私を含め、いろんな人がお手伝いに来ていたのですが、その中の1人の大学生が終了後、小声で「私、実はこの事件をほとんど知らなくて…」と話してくれたのがとても印象的でした。
この日の話や、この事件を知ることは、この方にとってどういう体験になるんだろう。
奇しくも、この漫画やテキストを書いている途中に、この津久井やまゆり園で職員から利用者さんへの暴力があったことが明らかになりました。ここでは詳しく書きませんが、事件から10年、良い変化も多く伺っていただけに、難しい気持ちです。
ただ、この「犠牲者を偲ぶ会」で、差別や優生思想、排外主義にしっかり「No」を言い続ける人たちと出会えたことは、私にとっては、あまりにも眩しい光でした。
ひどい話も差別的な言葉も聞かない日はないけれど、この日見た“光”を忘れないようにしたいです。
事件はなかったことにはならないし、亡くなった方は戻りません。
だからこそ“かつての出来事”として蓋をするのではなくて、事件の直接の関係者ではなくても、この事件の起きた時代を生きた人として、また、この先もしばらく生きていく人として、出来ることをしていけたらと思います。


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