
不確定要素の多い時代。
ままならないものに振り回されるのなんて、まっぴらごめんだぜ!
立ち向かおう、この人生をD.I.Y!(どうしたら・いいの・やら?)
tokinweb.netはその記録と、皆さんへのお誘いのお手紙です。
制作の経緯

物心ついた頃から好き勝手にホームページを作り、あれこれと発信を続けてきました。
発信するからには見に来てほしいのですが、今やどこもかしこも、広告、広告。それをフォローするための課金、課金。
Twitter(X)やFacebook、pixivやtumbler、など、発表の場が多様になるにつれ、コンテンツの発信と、ユーザーの課金が当然のようにセットになっていること、また、そこから発信をし、人を呼ぶことに、だんだん違和感を持つようになっていきました。
大体、自分の創作物を発表するのに、プラットフォームやデバイスの仕様が変わるごとにやり方を変える、というのもよく考えたらとっても窮屈です。なんだか、システムを使っているというよりも、“使われている”という方が実情に合っているみたい。
ネットを通して発信をし、それを受け取る時、私たちは何を引き換えにそれを使っていて、課金することで何を得ているのでしょうか。利便性?使いやすさ?トレンド?
そしてそのお金は、どこに向かって流れているのでしょうか。
知らないうちに自分のお金が、戦争に使う武器や兵器に“課金”されているとしたら…?
よく考えたら、こんなに生活に密接に関わっているのに、自分が使っているデジタルツールやサービスについて、私は深く考えたことがありませんでした。「みんなが使っていそうなものを使う」「大体そんなもんでしょ」という感じで選んできただけです。
そこで、発信の方法、また、日常的に使っているデジタル環境について考え直してみたいと思いました。
広告が当然。課金が当然。自分で作るのではなく、用意されたサービスを使うのが当然。
そういう「当然」から降りたら何が見えるのか、探検してみたくなったのです。
とはいえ、特別な知識や技術があるわけではなく、考え直した結果どうなるのかというのもよくわかりません。
このサイトの目的は、答えを探すことではなく、制作を通じて「答えがない場合の歩き方」を探ることです。
そして、ある程度の道のりが見えてきたら、ひとつのwebメディアを作ることを目標としています。
ぜひ一緒にうろうろ、探検してください。
Tokinについて

イラストレーター、漫画家。
10代から心身に不調を抱えつつ七転八倒。精神科への長期入院をきっかけに、フリーペーパー「ゾンビ道場」にて自身の障害を漫画に描き、のちに初の単著「解離性障害のちぐはぐな日々 -私の中のたくさんのワタシ」(合同出版)を出版。
朝日新聞、東京新聞、NHK Eテレなど多くのメディアで紹介される。
2025年「コミックルポ・解離性障害、なんです。」(合同出版)を発行。自身を含めた多くの解離性障害当事者の声を描く。同年、「好きで一緒になったから 死にたい私でも恋愛・結婚で生き延びる方法」(石田月美、鈴木大介 著 / 晶文社) にて漫画を担当。
アニメ「おしえて北斎!」(監督 いわきりなおと監督 / 制作 コミックスウェーブ・フィルム)では美術監督を務め、背景や作画、色彩設計などを手掛けた。
その他、エッセイ漫画執筆、イラストレーションなど多数。